ドブロざえもん、修行の旅                ドブロざえもん、修行の旅 dobroメンテナンス
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スパイダーブリッジ

大変ご無沙汰いたしております。
多分もう観ていただいている方もおられませんね。
今日はブリッジについてです。
まずこちらをご覧ください。

まず上側のタイプですが、Beardのアジャスタブルブリッジです。
これはインサートブリッジをネジで留めるタイプです。しっかりと底面を合わせることができます。
下側のタイプです。
こちらはご存知の方も少ないのではないかと思います。
私自身インサートブリッジの底面がスパイダーブリッジにしっかりと密着させることは非常に大切なことだと思います。
これを作っているSchoonover氏に以前日本に送ってもらおうと交渉したのですが、氏は頑なに、アメリカのショップを通してくれと言われ断念していました。
これについては、とある日本の方が氏の身内の方を通して手に入れられましたが、使用しなかったとのことで売りに出されたのをお譲りいただいたものです。
私自身もいつか使おうと考えてはいますが、未だ使用していません。
もし興味のある方はご連絡くださいませ。
今は個人的な理由で、週末しかお返事できません。また時間のある時に更新させていただきます。
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ナットヤスリ

こんにちは、ドブロざえもんです。
楽しみにしておりました、滋賀鍋フェスですが残念ながら定員に満たないということで今年も中止だそうです。
代わりに、私がお世話になっておりますK楽器のY氏の御兄弟の凄腕ギター弾きの方が経営されている居酒屋でジャム会が行われるとのことです。バンドリーダーのY村氏と参加させていただく予定です。
学生からの生粋のブルーグラッサーでない拙者がこのブルーグラス界の端っこで、なんとかブルーグラッサーらしく?続けてこられたのはひとえにY村氏のおかげであると言っても過言ではありません。
拙者はず~っとリーダーの後ろを金魚のフンのように十数年間付いて回っております(*^^*)

さて、本題に入りますが、よく1、2弦の音がこもるという話を聞きますがこれは、

ナット又はブリッジの溝の切り方

に問題があるのだと思います。
皆様経験されておられると思いますが、以前はこんなことなかったのに、音がおかしくなかったのに?
なんてことがあると思います。
弦を交換するだけで直ることもあります。
ドブロは、弦の張力による圧力だけでコーンをボディに押さえているだけでその構造ゆえ、いろんな要素により音に影響が出ます。
この全てを満たせば拙者が望むあの音が出るのだと思っています。いつかはヤってやるゾ、と(*^^*)

さて話を戻しますが拙者はずっと10本セットのナットヤスリを使っておりました。
そして1、2弦の音のこもりを解消するためにもいつも、溝は浅~く切っています。
しかし、最近になりこれだけではマズイのではないかと思うようになりました。
その原因は弦のバランスです。
ドブロを弾いて感じることです。
弦を垂直にまたいでプレイする際に違和感を感じるのです。
1、2弦、プレーン弦、特に1弦が高く感じるのです。
じゃぁ、どうするか?
ならもう少し深く溝を切るか?
でも、そうすると音がまたこもったりしないか?
じゃぁ、溝を太めに切るか?
そんなことをすると、また音のビビりに繋がってしまいます。

以前他の方の記事でプレーン弦の溝をV字型に切るとよいというのを見ました。
なるほどなぁ、と思い実行したいとは思いましたが、ドブロのプレーン弦のサイズに合うものがなかったのです。

拙者はよくスチュアートマクドナルドで工具など買いますが、丁度よいサイズがなかったのです。

スチュアートマクドナルドはたまにカタログを送ってきます。一番新しく来たカタログを見てみますと、

あった、あるぢゃないか!

しかし、カタログを見ると以前のカタログから本数が増えているようには見えません。

こりゃ、記載間違いぢゃないか?

と思うくらい、サイズの数値だけ違うようです。
何度か見比べましたが、確かに

0.012/0.020

となっています。
拙者はいつも0.020のサイズのヤスリを使っています。
結局、以前から欲しかった

溝切り用のノコギリ

などと共に購入しました。
これは、ナット調整をされたことがある方はお分かりになると思いますが、ナットに印を罫書き、いざ溝を切ろうとしても滑ってしまいことがありやりにくいのです。
その悩みも解消します。
もう少し細いサイズを買えば、他の楽器にも使えるんでしょうが同じ0.020のサイズを買いました。
これがヤスリです。

次がノコギリです
早速、プレーン弦の溝を少し切りました。

結果は思ったとおり、むふふ、やったがや(*^^*)
音もいいし、感じもよくなったゾ。

つづく

Guernseyの再セットアップ

拙者のところへ、緑色のGuernseyが届いた時は、驚いた。
なんじゃ、なんでこんなに弦高が低いんじゃ?
2fで85mmしかないど。
こ、こんでは、Capoが使えんがな(; ̄ェ ̄)
てなことで、またまたドイツのMartin Grossに、
「こんなんだけんども、作れる?」
と尋ねると、
「O.K O.K I love you」
ってドイツ語で言ったかどうかはわからんが、「可」とのことで、この高さで作ってもらったことは以前、書いたとおりである。
しっかし、カポの問題だけでなく、他にも問題が発生したゾ。
それは弦高が低いため、カッティングをすると、トップに当たり、傷が付いてしまうことと、弦高が低いため、ベンドが思う音程まで上げられない。
途中で指が指板に当ってしまう。

よしっ、時間がある時にナットとブリッジを替えてやるか~

な~んて思っておったので、今日思いきってやったゾ。

まず、弦を外し、

エンドピンを外す

そんでもって、カバープレートを外す

スパイダーブリッジとリゾネーターコーンを留めているネジを外す

外れたら、そのネジをリゾネーターコーンに差して、コーンを外す

例によって、スパイダーブリッジの各脚をタップし、全ての脚が平面上に接地していることを確認する。
隙間がある場合は、いつものように掌で調整する。

新しいブリッジの高さを望む高さまで、平らに削る。
ノギスで計測しながら、慎重に。

ここで、いつもなら、ブリッジをかまぼこ型に削るのですが、今回は、斜めに傾斜を付けて削りました。Guernseyのオリジナルがそうなっていましたので。つまる、先ほど平にしたブリッジのネック側をその高さのまま、テールピース側を斜めに削るのです。
これは、後で大変有効であることに気付きました。

次は要のナットに手をかけます。

ナットを養生し、当て木をして木ハンマーで、斜めに軽く叩きます。
一番気を遣うところです。ここで、強く叩き過ぎたりすると、指板や、ヘッドのトッププレートが欠けます。ひっじょ~に厄介です。慎重に慎重に。

今回は、じょ~ずに外れました。わしって上手(*^^*)

いつも使っているBeardのナット

ナットの溝用のヤスリで、接着剤を削り、平面を出します。ここもゆっくり慎重にです。

ナットの横幅を合わせて罫書きます。

ナットもブリッジと同様に傾斜をつけて削ります。当然ブリッジとは反対に、ヘッド側に傾斜をつけます。
この角度は、弦をナットからヘッド側へ水平に伸ばした角度と、ナットからペグまでの弦の角度の間の角度で削ります。

ブリッジ、ナットの溝を削ります。
いつものゲージで罫書きます。
いつもはここで、弦を仮に張り、角度を見て、溝を切るのですが、予め必要な角度で傾斜をつけているので、その傾斜に沿って溝を切るだけです。
簡単じゃ~。

後は、カバープレート等、全て元に戻します。
因みに今回、コーンも拙者の一番お気に入りのシアホーンに交換しました(*^^*)
弦を張ると、弦の張力で、スパイダーブリッジが下に押されるので、スパイダーブリッジとリゾネーターコーンを留めているネジが緩みますので、増し締めをします。

んでもって完成( ̄^ ̄)ゞ

結果は、こりゃどこのドブロだ?っていうくらい激変(*^^*)

わしって上手。

ドブロ専門のセットアップ屋さんでも始めようかなぁっていうくらい(*^^*)

しかし、今回思ったことは、アパラチアンもそうだったし、ガンジーもそうだが、出荷時のセットアップは?だなぁってことだな。
Guernseyも何を思ってこの弦高なんだろうなぁ。昔のドブロ並みだったゾ。
たまたまかもしれんし、わしのセットがベストだとは100パーセントとは言えんかもしれんが、もの凄く音が変わる。
バンジョー弾いてる時もそうだったが、楽器は最終のセットアップがもの凄く大事だと思うんだけどなぁ。シアホーンやベアードのアジア版は、最終のセットアップだけは、やってるって言うしなぁ。

まぁ、何十年とドブロ作っているガンジーでさえ、そうだけど、元々アメリカの楽器は、プレイヤーで好みに調整してくださいってところがあるからな。
プレイヤーの手元に来た時に、もう完璧、なんてのは几帳面な日本人が作る楽器くらいかなぁ。

まぁ、アメリカン全てに当てはまるとは言わんけど。

ブリッジ、コーン交換

やっと、待ちに待ってたブリッジが届いたゾ。拙者は、ずっとオールメイプルのブリッジを使ってましたが、最近、ドブロをケースから取り出し、チューニングする度に、弦が古くなるにつれて、違和感を覚えるようになった。拙者は毎回、ドブロをケースにしまう際、弦を1回転から2回転緩めるようにしている。これには異論があることは知っているが、私自身は緩めた方が楽器にとっていいと考えているので、そうしてますゾ。

リゾネーターコーンにあっては、今まで、補修で騙し騙し使って来たので、まぁ、そろそろ替えようかなぁと。

今日は、とある理由により、カバーを開けたので、
よしっ、今日やっちゃおう(*^^*)
てな具合で、やりましたゾ。

まずいつも通り、フラットな台の上にスパイダーブリッジを置きます。

上から、軽く押さえて、指でスパイダーブリッジの足を軽く叩きます。
写真では、写真を撮るため片手でやってますが、実際の作業は両手でやります。

軽く叩けば分かりますが、隙間がある足は、掌で軽く押さえて足を曲げます。本当に軽くですゾ。力を入れすぎると折れてしまいますゾ。

以前は、プラスチックハンマーや、ゴムハンマーで叩いていたようですが、最近は、掌でやります。

全てがきちんと平面の台に接触するようになったら、同じ台の上に紙ヤスリを敷いて、各足を、同じ力で、同じ回数ヤスリ掛けをして、面出しをします。
すみません。この作業の写真を取り忘れてしまいました。

さて、スパイダーブリッジの足の調整が終わったので、いよいよブリッジに取り掛かります。

古いブリッジを取り外します。
このブリッジを取り付ける際に、接着剤を使う方もおられるようですが、拙者は使用しません。
ブリッジは消耗品です。再度ブリッジを取り替える際、また接着剤が残ると厄介だからです。
このスパイダーブリッジの溝とブリッジの接地は非常に重要です。
ここがきちんと面同士接地していないと、ぼやけた音になってしまいます。
目視できない場所ですが、重要なポイントです。

拙者がいつもパーツを買っているBeardのブリッジです。

まず、今までのブリッジの高さを測り、同じ高さになるまで削ります。
リペアマンの方は、バイスに挟んで削ると思いますが、拙者は自分の楽器を年1回くらいしか、手を入れないので、この方法で充分。

高さを合わせるように削る時、同じ高さまで、フラットに削ると、この後の調整で、低くなってしまいますので、少し高めに削っておきます。
人によってやり方は異なるでしょうが、拙者は、横から見てかまぼこ型、半円状になるように削ります。

型に削り終わったら、スパイダーブリッジにはめるのですが、私は今までそのままのサイズで削らずにはまったことはほとんどありません。
例外は、シア◯ーンのOEM版の楽器で、普通のブリッジの厚みで、隙間ができるくらいでした。
コーンも通常のサイズがはまらないのです。確か、セットアップはシア◯ーンでやってたはずですが、なぜ?
不思議です。

話を戻しますが、スパイダーブリッジの溝に遊びなく収まるように厚みを調整します。

各弦の位置決めを、例のスケールで割り出し、溝を削ります。
この時、重要なのは、溝を切る角度です。写真でお分かりになりますでしょうか?水平の弦の角度から、テールピース側に倒し、ブリッジからテールピースまでの弦の角度を越えないように削ります。


後は、もと通りに戻すだけ。
試しに弾いてみたが、おぉっ、ええ感じだがやぁ。

セットが馴染んだらもっといい音になるゾ。楽しみだ。

つづく

大丈夫か?わし


 実はわしは、明日バンドで演奏をするのである。

 名古屋で、屋内のフェス(でええんじゃろなぁ)があり、われらが、

  G Mountain Boys

もエントリーしているのである。

 わしは残念ながら、明日は夕方5時から仕事の関係で、用事があるので、自分のバンドが終わったらすぐ、とんぼ返りなのである。残念。

 さてそれはさておき、わしはここんとこ、また自分のドブロに気になることがあるのである。それは、

  ちょっと弦高を下げたい。

なのである。

 スクエアネックのドブロなのであんまり関係ないがゃ。

と言われるかもしれんが、これでもいろいろ影響があるのじゃ。

 コーンに対するテンションや、Capoの使用に関わるのである。

 明日に備えて弦を張り替えようとは思っていたが、これを機会に、

  コーンもクォーターマンにかえてしまおう

と決定しました。

 え~い、どうせなら、ブリッジも削って弦高もさげちゃおう。

 明日本番があるというのに、やっちまったわしである。

 いつもどおり、パーツを外し、今のブリッジの高さを測ると
画像 009
でした。
 指板からナットの高さと、12フレットの弦高の差が

  0.8ミリくらい12フレットが高い

ことが判明したため、ブリッジ部分では

  1.6ミリくらい

弦高を下げれば、弦高が揃うはずじゃな。

 んでもっていつものように、紙やすりで削る、削る。そして

  16.1ミリほど

にあわせてセットしたゾ。
画像 010
そして、ブリッジの溝を削るために、軽めに弦を張り戻しました。
画像 011
以前の記事でも記載しましたが、とりあえず、この角度が弦と同じ角度です。
画像 012


この角度が、ブリッジから、テールピースまでの角度です。
画像 013
今説明した二つの角度の間の角度で、削るのです。

この時の溝の角度は、いつもどおり、深すぎないように刻みます。

ブリッジの上部を指でなぞって、弦を感じられるように切ります、お分かりいただけるでしょうか。

そして、ビビリがないか等を調べ、元通りに戻して完成です。

 コーンも変えたし、弦も変えたゾ、ムフフ明日が楽しみじゃ。

つづく
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